看護師のワークライフバランスって?
看護師のワークライフバランスって?

ワークライフバランスって何のこと?

長く働き続けるために!ワークライフバランスを死守しよう

看護師のワークライフバランスって?
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そもそもワークライフバランスって何?

そもそもワークライフバランスって何?

どう考えればいい?

ワークライフバランスをストレートに表現すれば、「仕事と生活の調和」です。でもこれだといろんな解釈ができるので、具体的にはイメージしにくいですよね。そもそも生活と仕事は対照的なものではないので、どちらかを重視すればいいというわけではありません。
そこで、注目すべきポイントは「調和」つまり「バランス」の部分です。バランスという言葉を「相乗効果」という言葉に置き換えて、「仕事と生活の相乗効果」として考えてみるとわかりやすいかもしれませんよ。生活が充実していれば仕事も充実しますし、仕事が充実していれば生活をもっと楽しむことができます。

よくある誤解

「仕事とプライベートにはしっかり境界線を引く」「仕事とプライベートと睡眠時間はそれぞれ8時間が理想」「新入社員は仕事重視でプライベートは控えめ」など、ワークライフバランスを都合よく解釈してしまうのはよくあること。これは、ワークライフバランスという言葉のイメージから「比率」で仕事と生活を表してしまいがちだからそうなってしまうんですが、これらの解釈は本当の意味でのワークライフバランスではありません。
仕事と生活を比率で見ることは必ずしも悪ではないのですが、もし経営者が「仕事8割プライベート2割がベスト」という考え方を持つ人で、それが自分の考えとは違う比率だった場合、うまくいきそうにありませんよね。ワークライフバランスは、どちらかの比重を高めてどちらかを犠牲にするのではなく、どちらも満足できるようなバランスにする必要があるんです。

知っておきたい2つの概念

ワークライフバランスを考える上で知っておきたいのが、「ファミリーフレンドリー」と「男女均等推進度」という2つの概念です。
ファミリーフレンドリーは「両立支援」とも訳される概念で、働きながら育児や介護ができる環境を整備することを意味しています。「ファミリーフレンドリー企業」については、厚生労働省が基準を定めています。例えば、「法を上回る基準の育児・介護休業制度を規定しており、かつ、実際に利用されていること」や、「仕事と家庭の両立がしやすい企業文化を持っていること」などです。
男女均等推進度とは、「性別に関係なく能力を発揮できる均等な機会が与えられること」や「性別によって評価や待遇の差別を受けないこと」などです。例えば、「男性のみ募集」「女性のみ募集」のように、性別を限定した形での求人は出せません。本当の意味でのワークライフバランスを実現するためには、企業の理解と協力も不可欠ということなんですね。

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