長く働き続けるために!ワークライフバランスを死守しよう
看護師の人手不足は日本全国で起きている深刻な問題です。主な原因はワークライフバランスの乱れ、といわれていますが、この状況を打開するためには働き方改革をどんどん進めていくしかありません。働き方改革関連法が施行されて、日本看護協会も現場の意識改革に乗り出しています。状況は整いつつあるので働く側としても必要最低限の知識は持っておくようにしましょう。育児短時間勤務制度や短時間正社員制度などについても知っておくと、いざという時に役立ちますよ。
看護師の人手不足が深刻になっている理由のひとつは「ワークライフバランスの乱れ」です。人手不足は労働環境の悪化に直結し、離職者が増えるとさらに状況は退転していきます。そのような悪循環をうまく食い止めることができず、看護師の人手不足に悩み続ける現場も少なくありません。看護師の人手不足が続くと患者にも大きな不利益が生じます。場合によっては命を脅かす事態にもなりかねないので、人手不足問題は早急に解決しなければなりません。
この記事をチェック働き方改革関連法が施行され、看護師のワークライフバランスの実現を後押ししています。時間外労働の上限規制により、特別な事情がない限り上限を超える残業を課されることはなくなりました。サービス残業にされがちな業務も残業扱いとできることや、年間5日の有給休暇取得が義務づけられているなど、法律で決められていることを知っておくと自分の身を守ることができますよ。ただ、業務間インターバル制度については努力義務にとどめられていることも知っておきましょう。
この記事をチェック看護師のワークライフバランスについて、日本看護協会がさまざまなサポートを実施しています。2010年には「看護師のワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック」を発行し、事業所や看護管理者の意識改革を目的としたワークショップなども開催しています。フルタイムや夜勤が難しい看護師でも正職員として働き続けることができるようにする制度改革は実現すれば医療機関と職員、患者それぞれに大きなプラスの作用をもたらすでしょう!
この記事をチェック看護師がワークライフバランスを考える上で知っておきたい制度や事例を紹介します。働き方改革関連法が施行されて、時間外労働の上限は原則月45時間、年360時間となりました。子どもが3歳になるまでの間は1日原則6時間を常勤とする「育児短時間勤務制度」や、日本看護協会が推進している「短時間正社員制度」もあります。子育て後に看護師として仕事復帰したい場合にも行政による手厚いサポートを受けることができるように環境が整えられていますよ。
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