長く働き続けるために!ワークライフバランスを死守しよう
「ワークライフバランスという言葉をよく耳にするけど、そもそも何のこと?」と思っている看護師も多いかもしれません。ワークライフバランスの概要を一言で表現すると「仕事と生活の調和」という意味になります。ワークライフバランスは、働く本人だけでなく職場の協力があってはじめて実現できることなんです。育児休暇は誰でも希望すれば取得できるようにし、勤務体制も多様化する必要があります。海外の事例はワークライフバランスの充実に役立つヒントになります。
ワークライフバランスをストレートに表現すると「仕事と生活の調和」という意味になります。調和の部分を「相乗効果」として考えてみると、より具体的にイメージできるのではないでしょうか?ただ単に「仕事と生活の比率」や「仕事とプライベートに明確な境界線を引くこと」と考えるのは誤った解釈です。また、本来のワークライフバランスは雇用されている側だけが考えるのではなく、雇用している側の配慮や工夫があってこそ実現できるものなんです。
この記事をチェック理想のワークライフバランスは個人の努力によって実現されるものではありません。すべての関係者が協力することによって実現されるものです。ワークライフバランスが社会全体に定着するなら、生産性や商品・サービスの品質が向上するなどのメリットが企業にもたらされ、少子化問題を解消するきっかけになるとも考えられます。ですが経営目線から考えると、実現するために乗り越えなければならない課題も見えてきます。
この記事をチェックワークライフバランスを広く浸透させるためには、すべての従業員が「働きやすい!」と感じられる環境にしていくことが必要です。育児休暇は男女関係なく希望する誰もが取得できるようにする、短時間勤務やフレックスタイムなどを組み込む、など労働時間で業務内容を区別せず、すべての看護師がコア業務を持てるよう工夫することも重要です。福利厚生の充実度は就職・転職の時にも注目される要素で、ワークライフバランスの重要性に対する職場の認識が現れる部分です。
この記事をチェック海外の傾向と日本の傾向を比較すると、ワークライフバランス実現のために必要なヒントが見えてきます。ワークライフバランス先進国といわれるスウェーデンでは、国の後押しがない状態でワークライフバランスの実現に成功しています。成果主義のアメリカは、働くことに対する考え方が日本とは根本から違うことが生活の満足度に現れています。ですが、その一方でアジアは全体的に協調性を重んじるあまり、ワークライフバランスがうまく推進されていかない現状があります。
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